イベント感想:渚のサンシャインライブ

※ネタバレしかないです

 

 

 

 

 

 モバエムのジュピター最初のイベント…にあたるのかな。(新人Pなので間違ってたらすみません

 カード台詞からイベントストーリー、雑誌まで含めて各キャラの性格・関係性が如実に現れていて導入として「この子たちってこんな子なんだな〜」というのが掴める良いイベントだな…という印象です。

 

 例えば、モバのテキストはカードの台詞・イベントストーリー・雑誌の三つが基本だと思っているのですが、カード台詞だけみても3人のキャラ付がよくわかるな〜って。

 

 まず冬馬。「海といえばビーチバレー、だろっ!?」「何だよ似合うって…(中略)嬉しくねえよっ!」という台詞だけでこの子は

・体を動かすのが好きで活動的なキャラ

・目的語で一旦区切りをつける話し方(口癖?)をする(後述の「〜、だぜ!」という話し方をストーリー中でも出す)

・褒められると嬉しいのについ否定してしまう素直になれないキャラ

っていうのが推測できます。

 

 これに習って他二人も見て行くと、

翔太→「さすがの僕も、夏の海はやっぱりテンションあがるよね〜」「面倒なの嫌だし、(中略)、できるだけナイショにして欲しいんだけど…実は僕…カナヅチなんだ」

 → ・「さすがの僕〜」「面倒なの嫌〜」という発言から普段は面倒くさがりで年齢よりは大人びている印象がある

  ・運動は得意だけどカナヅチという弱点がある(そしてそれをP以外(性格にはPとメンバー))には知られたくないという年相応の一面もある

 

北斗→「プロデューサー、これ飲みますか〜(後略)」「積極的で開放的…うん、ステキです!」

  →・Pに似合うと思った飲み物を買ってくるような気遣いができる

   ・エンジェルちゃん(ここではたぶん女性)が好きでそれを何気なく口にできる

 

 っていうことが推測できて、これがストーリーで捕捉されてるのが良い。

 例えばストーリー冒頭、ビーチバレーの提案をしたり、お昼寝の話をする冬馬と翔太にライブ会場の下見を提案してエンジェルちゃんたちに、みっともないステージを見せる訳には〜と話して北斗くんはブレないね、と言われてカード台詞(本人談)とイベスト(本人の言動)を一致させて補強して、伊集院北斗は女の子が好き、というのをみせている。

 

 

 サンシャインライブは特にこういうのが多いな〜という印象なんですが、加えてユニットメンバー一人ひとりの印象を、他のメンバーからも語らせて3人の関係を表しているのもあります。

 上の例で言えば北斗の言動にブレないね、っていう翔太とか日焼け止めを用意してきた北斗に「そんなに気を使って疲れないのか?」と問う冬馬とか。

 ちなみに今回冬馬、北斗、翔太それぞれが残り二人からからかわれている描写があって、お互いにお互いの性格を知り尽くしているんだなぁというのが伝わってきてとても良いです。

 

 ところで、他ストーリーでもわりとお互いにからかいあう描写はあるんですけど、3人が3人ともからかい合う描写があるストーリーはこれぐらいだったかもなあ、珍しいなあと思ってたんですけど(記憶違いだったらすみません)

 これ、おそらくですが時系列的に下見後の日焼け止めのくだり→ビーチバレー(同時に撮影)→撮影後に海に入るための準備運動(翔太雑誌)→ライブになってて、

 今回1番にいじられてるのが珍しく北斗だったからなのかなぁと。翔太にアヒル浮き輪とか用意したり、冬馬と一緒になって海に行こうとするの、ちょっと普段の北斗ならやらなさそうな意地悪感があったので、もしかしたら仕返しのつもりだったのかもしれない…と考えるとかわいいなと思います。

 

 

 そんな風にお互いの性格をよく知っているところが描写された上で、

「冬馬が柄にもない怒り方をしている」ということで相談する翔太と北斗が出てくるのがうまい。

 ここで出てくる二人の持つ冬馬のイメージが「黙って怒ってるなんて珍しい」「カチンと来たら即怒りスイッチオン」「素直というか単純というか」「真っ直ぐというか何も考えてないというか」と出てくるのが面白いんですけど、

 実際のところはライブでゴミ拾いの呼びかけをすることを考えていてしかもそれを冬馬本人は「あんな呼びかけバカにされても仕方ないと思ってた」と口にしているじゃないですか。

 北斗と翔太の軽口曰く、単純で何も考えていなくて、即怒りスイッチオンだったはずの冬馬が、このときは「呼びかけによってどう思われるか」を心配して考えている。

 で、それはたぶん黒井所属時代の反省を踏まえてのことなんですよね。ここ語り始めると長くなっちゃうので省きますけど、この時の冬馬はすぐにカッとなる性格を抑えて、一旦考えた上で北斗と翔太に「こうしてみたい」という提案をしている。何気ないように見えて、結構重要な一歩めだったんじゃないかな…と、

 ストーリー二週目をしている新人P的にはそんな感想を抱きました。

 

 そしてこれに対する北斗と翔太が「冬馬の熱い想いが伝わったんだね」「冬馬くんは今日最高にキマってた」と返すのがまた、君たちが最高だよ…!!!という感想を抱かずにはいられないですね。

 

 

 

 

 

追記(上に入れられなかった好きなところとか気になったところメモ)

・雑誌カメラマンの篠川さんとジュピターコミカライズに出てくる篠原さんと、篠が被ってるので何か元ネタがあるのかなと思ってたら有名カメラマンさんのパロ?らしい?ですね

・雑誌での「1週間かけて南の島でライブ」という発言、つまりジュピターファンは南の島までライブを見に行ったのだろうか…、そこまでついて行くファンがいることもだけど、その企画が通るジュピターの人気が強いことを示してるのかも(初期ストーリーだから尚更に)

・北斗くん、一見女の子好きが強調されているようで、実際冬馬の言った「人に気を使う」性格が描写されていてよいなと思います(それこそカードのPへの台詞とか、日焼け止め二人の分も用意してるのとか、翔太が寝てるから静かにね、って台詞とか)

・「翔太は性格で得してる、」って台詞がたまらなく好き。ちょっと生意気なことも言うけど「冬馬くんは今日最高にキマってた」とか風邪引く心配してるふたりに寝言でありがとうって言うところとか、要所で素直な好意を示してくるからだろうなぁ